Wandering JinBe

全国各地・各業界を放浪するJinBe(じんべえ)の総合的なBlog

【Hearthstone考察記事】スロールとモルグルのミッドレンジ大作戦

 皆様、ご機嫌いかがですか?
 新拡張『博士のメカメカ大作戦』を実装されましたが、色々なデッキがあって、楽しい環境ですね。
 自分は相変わらずシャーマンばかりやっております。
 今期はミッドレンジ型のシャーマンが増えて大満足。OTKデッキも増えましたが、実装前の評判よりも楽しんでHearthstoneをしている気がします。

 ブログのネタに関して…掲載したいネタばかり溜まっておりますが…
 「思い立ったら吉日」ということで、巷で話題のミッドレンジシャーマンについて記述していきたいと思います。
 (吉日だったはずなのに書いているうちにネタが少々古くなってしまいました。情報の伝達速度ってすごい)
 物語の背景やe-sportsに関しては後ほどまとめて一気に掲載したいと思いますので、ご了承くださいm( )m

 今回は『ミッドレンジ型のシャーマンについての考察や採用カードの所感』をテーマに掲載いたします。
 前の環境で進化シャーマンを回していたので、先月にブログを書きたかったのですが、時間が過ぎてしまったので、前環境と新拡張実装後の現在、そして、未来を見据える形でミッドレンジ型のシャーマンのカード等を考察していきたいと思います。

 筆者は素人ですし、プレイも上手ではありませんが…
 "シャーマン"が好きな人が増えるように願いを込めてブログを書きます。生暖かい目で見て頂けると幸いです。




シャーマンを観察してみる

 ”ミッドレンジ”デッキというものに注目して攻略サイトを見てみると「中速の…」「中型のミニオン・ユニット…」という記述が多いですが、認識はこれだけではないと自分は感じています。
 そこでMTGの理論等を元にして、ざっくりとですがミッドレンジデッキの根幹を考えてみます。

アドバンテージ(利益)に注目する

 カード・アドバンテージという言葉があります。
 「1枚のカードで対戦相手のカードをX枚消費させる」という考え方です。
 Hearthstoneで言えば、「1マナ1/1のミニオンに1マナ1/1のミニオンをぶつけたら、相打ちになって1:1の交換になる。そして、それはお互いに損をしていない」ということが分かりやすいでしょうか?

 Hearthstoneの対戦においては、基本的にデッキがお互いに30枚存在し、自分のライフが30点存在する状態でゲームがスタートします。すべてのカードが相打ちになると理論上は引き分けになります。カードゲームは「自分のライフ」と「自分のデッキ」をリソース(資源)として、それらの奪い合いがゲームの基本となっています。"1:1の交換"ばかりしていては、自分が勝利することは出来ません。そこで自分のカードは1枚、相手のカードをX枚巻き込みながらリソースを削ることが重要となっています。

 テンポ・アドバンテージという言葉もあります。
 「自分の1マナ1/1のミニオンで相手の2マナ2/1のミニオンを相打ちしたら、カード・アドバンテージ的には相打ちですが、相手は1マナ損している」という考え方です。
 少ないマナのカードで大きなマナのカードを巻き込むことが出来たら、それはテンポアドバンテージを稼いだと言えます。テンポ・アドバンテージに関しては、先攻や後攻に関してプレイ理論なども存在し理解するのに難しいのですが…ざっくりと解説すると上記の考え方になります。このあたりはプロの方々の解説ブログも多々ありますので、そちらを検索・御覧ください。


 これらの理論を元にデッキタイプを考察してみると以下のようになります。
【アグロ・フェイスデッキ】
 相手のライフリソースを早く枯渇させることが目的。カード・アドバンテージは、相手の使い切れなかった山札。(7ターン目に倒しきったら、10マナのカードは死札になる。)
 盤面ではカードアドバンテージを失ったように見えても最終的にカード・アドバンテージを回収する事ができる。

【ミッドレンジデッキ】
 ある程度カード・アドバンテージを優先し、細かく”1:2以上の交換”を仕掛け、相手が損失しているうちに自分の有利を形作っていく。相手が損したカードを補填しないうちに削り切るため、中速と認識される。テンポアドバンテージも稼ぎ、自分は少しずつ有利にしていく形を得意とする。
 攻めるポイントと相手に隙を生み出すポイントがあり、対戦中のターニングポイントを見極めながら、戦っていくことが醍醐味。

【コントロールデッキ】
 相手のカード・リソースを削ることの意識し、大きな"1:X交換"を仕掛ける。Xが大きければ大きいほどリソース差が生まれ、有利になっていく。
 コントロールデッキには2種類の行動がある。攻撃的なコントロール(自分の行動によって相手を制限する)、防御的なコントロール(相手の出方によって行動制限するカードを使用する)。

 Hearthstoneで攻撃的に相手の行動を制限するカードの例はウォリアーの《ゴアハウル/Gorehowl》や猛毒や挑発を持つミニオンが分かりやすいと思います。前者は「ミニオンを処理するぞ!」と圧力をかけて相手にプレイを強制しますし、挑発ミニオンは相手の攻撃権限を制限する能力です。
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 防御的なコントロールカードの例は、メイジの《ブリザード/Blizzard》などの凍結呪文が分かりやすいです。相手の展開に対してレスポンスをしていくカード、また、相手がライフを削っている最中の《按手の儀式/Lay on Hands》等の大幅なライフ回復なども防御的なコントロール手段です。
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 話が少しズレましたが、"ミッドレンジ型のシャーマン"をこのような観点で分析してみると…
「盤面をヒーローパワーのトーテムや自身のミニオンで作り上げつつ、全体除去などでカード・アドバンテージを稼ぐデッキ」ということになります。
 戦い方はデッキの採用カードによって様々ですが、アグロデッキのように早期に相手のライフを削るためには《血の渇き/Bloodlust》等を使用するしかありませんし、コントロールデッキのように"1:X交換"を何度も行えるようなパワーもありません。
 ゲームの流れを把握しつつ、相手を噛み合わせないような形を取るデッキこそが、ミッドレンジ型のシャーマンだと考えています。現況においてはシャーマンクラスの柔軟に対応出来るカードやパワーカードを組み合わせて、有利な盤面を作り上げ、トレードの仕方など難しい部分もありますが、そういった部分に魅力を感じる人は是非試してほしいと思うデッキタイプです。


ミッドレンジ型のシャーマンデッキタイプ

 シャーマンというクラスはミッドレンジ型のデッキを組むのに最適なクラスであると自分自身は考えています。過去のカードを見るとアグロを組むことも用意だったのですが、現況のカードプールでは”ミッドレンジ”を意識したカードばかりとなっています。
 ここで参考に新拡張『博士のメカメカ大作戦』後に注目されたミッドレンジ型のシャーマンデッキタイプを挙げます。
【参考サイト】

beerbrick.com


【トークンシャーマン】
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 小型ミニオンを横並びさせ、《血の渇き/Bloodlust》や新レジェンド呪文《ストームブリンガー/The Storm Bringer》で相手を圧倒するデッキ。
 新拡張が実装された後に自分はすぐに使用してみたが、相手の除去が間に合わないくらいミニオンがポンポン出てくる。現在はウォーロッククラスが流行しているため、少し戦いにくい。
 手札が枯渇しやすいので、攻めるポイントを間違えると相手に除去されて息切れしやすい。《血の渇き/Bloodlust》でゲームを決めるととても気持ちいい。

beerbrick.com
 HaerhPWNなどを見てみると、トークンシャーマンでもエレメンタルにシナジーを寄せたものが数多く見られます。エレメンタル型のトークンシャーマンでは《原始の王カリモス/Kalimos, Primal Lord》の効果もしやすいので、より柔軟に戦況を見て戦うことが可能です。個人的にはカリモスは強いですが、事前にエレメンタルをプレイしないといけないので難易度が上がるので、個人の裁量がより問われるデッキになるのではと感じています。

【偶数シャーマン】
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 前環境でも活躍した《ゲン・グレイメイン/Genn Greymane》の能力を活かしたデッキ。
 気軽にヒーローパワーを使用することが出来るため、《ナイフ・ジャグラー/Knife Juggler》や《海の巨人/Sea Giant》などのカード活かす事ができる。
 今拡張からは《魔力ダイナモ/Arcane Dynamo》によって、偶数にもかかわらず《血の渇き/Bloodlust》を獲得出来るようになった。
 (《魔力ダイナモ/Arcane Dynamo》の発見については後述します)
 偶数の弊害として、AoEを積む事ができず、後攻の場合テンポを返しにくい。採用カードによって、デッキ方針も様々あり、個人的には4マナ域よりも6マナ域以上のバリューカードを多く採用した形が好み。状況によっては、また大会でも活躍しそう。

beerbrick.com

【シャダウォックテンポシャーマン(進化シャーマン)】
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 OTK要素を省き、《シャダウォック/Shudderwock》によってミニオンの展開や《告死隠者スロール/Thrall Deathseer》の雄叫びを発動させるデッキ。
 往年の”進化シャーマン"に採用されていた《不安定な進化/Unstable Evolution》+《回廊漁り蟲/Corridor Creeper》のギミックも採用されている。
 最近の結果を残すシャーマンのデッキタイプ。

beerbrick.com

 進化関連の運要素・採用カードの広さ・プレイの難しさがあり、様々なデッキタイプと互角に戦うことが出来るが、握りにくいデッキだと感じる。ただ、楽しいので、シャーマンが好きならぜひ!

【マーロックシャーマン】
 マーロック本来の爆発力を《血の渇き/Bloodlust》やシャーマンのクラスカードでまとめたデッキ。
 クエストを採用の有無もあるが、湧き出るマーロックたちは恐ろしい強さを持つ。《氷上釣り/Ice Fishing》でマーロックをサーチ出来るにもよい。
 現状あまり見ないデッキタイプだが、「横並びして盤面制圧」というプレイ方針は、ミッドレンジ型のシャーマンの基本なので、何らかの形でチャンスはありそう。
 その昔、筆者は《氷上釣り/Ice Fishing》+《コールドライトの託宣師/Coldlight Oracle》+《山の巨人/Mountain Giant》もやっていた。

【ビックシャーマン】
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 コントロール系に分類してもいいのだが、ミッドレンジ型のシャーマンの亜種だと個人的には考えている。
 現状は《エウレーカ!/Eureka!》を主軸に6ターン目に大型ミニオンを着地させ、《サファイアの小呪文石/Lesser Sapphire Spellstone》で増やしたり、《疾風/Windfury》を使用してぶん殴る。
 8/8が大量に並ぶ姿は壮観!世界中に隠れ”ビックシャーマン”ファンが存在し、このデッキがTear1になることを密かに願っている…と私は思う。
 現実的に解説すると8/8が4体以上並ぶことが多いので、ライフを削らなくても一瞬で決まる勝負が多い。また、除去呪文も豊富なので盤面を意識するデッキには戦いやすい。そのかわり、ローグや手札から打点を出してくるデッキタイプに辛いので、現況だとさらなる開発や調整が必要なデッキ。

beerbrick.com

ミッドレンジシャーマンに採用されるカードの考察

 前環境やこれまでを含め、現況のミッドレンジ型のシャーマンに採用されそうなカードの考察と自分の所感を記載していきます。中立のカードも書いてみようと思いましたが、分量が大変なことになってしまうので、シャーマン限定にして書いていきます。ご了承ください。

シャーマンのOPカード(Over Power Card)

手札がいっぱい《魔女ハガサ/Hagatha the Witch》

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 『妖の森ウィッチウッド』のボス。
 3点のAoEを搭載し、使用後はミニオンから呪文がランダムに生まれる。自身のカードリソースが2倍となる。
 ターンの経過と共に威力を発揮するカードで《溶岩爆発/Lava Burst》《血の渇き/Bloodlust》によるバーストダメージや《癒しの雨/Healing Rain》によるライフ回復などRNG要素によって不安定な部分も多いが、受ける恩恵も大きい。不利マッチを捲り上げることが可能なカードで前環境ではウォーロック相手にマリガンキープまでした。
 レジェンドのヒーローカードは総じて強いが、このカードも強い。ゴールデンだと呪文がすべてゴールデンになるため、お得感がある。
 《魔女ハガサ/Hagatha the Witch》を採用したデッキは、デッキ構築の際、呪文の採用枚数に迷いが生じる。ミニオンが多いほどバリューが上がるカードなので、出来るだけミニオンを多めに採用したい。先にも記述したがRNG要素の部分も含め、このカードでゲームが決まることは少ない(奇数パラディン戦などで相手が手札枯渇の上、3点ダメージが刺さる場面くらい)。ただ、救われる場面は多い。デッキコンセプトが大きく外れないようであれば、シャーマンのデッキで採用したいカード。

これからもヘイトを生み続けるだろう《シャダウォック/Shudderwock》

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 OTKデッキとして憎悪を一身に受けた《シャダウォック/Shudderwock》だが、テンポデッキにおいても採用はされるポテンシャルを持つカードだと考えている。
 発見により手札を増やし、自分自身が増殖し、両隣にバフをかけ、新拡張によって《マジウザ・オ・トロン/Annoy-o-Tron》も生み出すことになった。1枚でどれだけ効果を発揮するのか。
 テンポデッキで使用する場合は、ゲーム中に使用した雄叫びを覚えておくことが重要。そして、このカードを使用するときは神に願う。最初に《豪雪の巨人/Snowfury Giant》となって、生涯を終える可能性があるから。今後カードプールが増えるに連れて、さらにデッキの選択肢が広がっていく。その時《シャダウォック/Shudderwock》の鉤爪がさらに鋭さを増すことだろう。

何でも可愛いカエルに!《呪術/Hex》

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 ナーフ前は3マナで使用出来たシャーマンの基本カード。断末魔を発動させず、尚且、蛙は獣属性を持っている。
 ハンターやドルイドなど獣を復活させる効果はラダーでも多く目にする機会がある。《呪術/Hex》を使用すれば、そういった効果を無力することが出来る。
 最もこのカードを嫌がるのが”挑発ドルイド”で、前環境はキープまであった。ウォーロックの高コスト相手に使用すれば復活もしてこない。
 たまに《森林オオカミ/Timber Wolf》とかで獣シナジーで殴ってくることもあるが、ご愛嬌。
 どんなシャーマンデッキにも採用されるカードだ。ただ、現況手札から打点を出してくるデッキが多くなり、断末魔系デッキも即時で断末魔を発動してくるため、HearthPWNなどのデッキ投稿を見ると1枚になっているリストも多い。シャーマンデッキの4マナ帯も混み合ってきているため、状況を見て1枚にするのもありかなと思っている。ただ、2枚あった方が安心するのは確か。

天候学の研究者《エレクトラ・ストームサージ/Electra Stormsurge》

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 パズルをやっていて、この人が初めて「彼女」という性別であることを知った。
 新拡張『博士のメカメカ大作戦』のレジェンドカード。呪文2倍!”2倍”という言葉には夢が詰まっている。
 正確には”呪文が2回使用される”。コインを持っているなら、気を付けて使用しなければならない。
 シャーマンクラスの呪文はオーバーロードの関係で軽いものも多く、気軽に呪文と使用出来る。《ライトニングストーム/Lightning Storm》で4~6点出るし、《溶岩爆発/Lava Burst》で10点だ。オーバーロードも2倍になるがね。
 今後も使用されることが予想されるカードで、個人的にはオーバーロードが2倍になるという点もGood!
 《サファイアの小呪文石/Lesser Sapphire Spellstone》や巨人の登場が早まるからだ。《血の渇き/Bloodlust》で+6点になるバーストダメージも素晴らしい。

ミッドレンジ型のシャーマンにおける採用呪文の所感

《バチッ!/Zap!》《ライトニングボルト/Lightning Bolt》《大地の衝撃/Earth Shock》
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 シャーマンクラスにおける優秀な除去呪文。低コストの呪文は序盤のテンポ取るために使用される事が多いが、ヒーローパワーのトーテムや他の呪文ダメージをプラスするカードと使用することもよく考えてプレイする。

 シャーマンのデッキにおける呪文全般に言えることだが、《魔女ハガサ/Hagatha the Witch》を採用している場合、呪文の枚数が多いとハガサを活かせない場合が多い。そのため、最低限で最高のパフォーマンスが出来るように採用を考えたい。現況、ZOOや奇数ローグが多く、ラダーでシャーマンを使用する場合、低コスト呪文は最低限仕事をこなすことが多いが、オーバーロードしてしまうので、次の動きを確保出来ない場合などが多く、広く戦えるデッキを見るために採用を一考する必要があると感じている。もちろん、低コスト呪文がよりバリューを取る事ができるデッキには採用した方がよい。

 《大地の衝撃/Earth Shock》は状況によっては《呪術/Hex》よりも活きる場合があるが、現況では《トワイライト・ドレイク/Twilight Drake》が大勢いるわけではないので、なくても大丈夫かなと。《エドウィン・ヴァンクリーフ/Edwin VanCleef》を呪文トーテムと一緒に使用して葬りさるのは気持ちがいい。沈黙してダメージを与えたとしても打点が残ってしまうので、こちらの盤面が強固に出来るデッキ構成以外では採用しなくてもいいかなって感じる。
 《ライトニングボルト/Lightning Bolt》は顔面に叩き込める低コスト呪文でシャーマンの持つ応用性の高い呪文だと思う。ただし、現況では抜いてハガサを優先出来るような構成の方がいいかなと思う。現在シャーマンの4マナ域が膨らむ傾向にあり、2ターン目までに相手のミニオンへ3点打したい状況はテンポメイジの《マナ・ワーム/Mana Wyrm》くらいだと感じるので、それ以外のアグロデッキ相手にこのカードが有用になる場合の方が少ないと感じている。ミッドレンジシャーマン全盛期にこのカードが強かったのは《トンネル・トログ/Tunnel Trogg》や《トーテム・ゴーレム/Totem Golem》がいたからだと思う。現在、シャーマンの低コストミニオンは相手を困らせるほどの強さは持っていない。以前よりパワーを失ってしまったカードだと感じている。状況によって採用枚数を変更したいが、低マナ帯は出来れば0枚か2枚の採用にしたい。


《電流火花/Voltaic Burst》
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 このカードは、《炎の舌のトーテム/Flametongue Totem》や《ナイフ・ジャグラー/Knife Juggler》が盤面にいる際に活躍する。逆に言うとそれらを採用しないテンポシャダウォックのようなデッキには向かないカードだと思う。
 トークンシャーマンをプレイしているとアグロ相手に活躍する。《雷雲/Thunderhead》と組み合わせて使用したいカードで、盤面が埋まったりすることが多いので注意。また、《ストームブリンガー/The Storm Bringer》を採用しているデッキは8マナで2体レジェンドミニオンを増やしたりと気軽に使用することも出来る。《血の渇き/Bloodlust》から4点ダメージで挑発ミニオンを処理するのも強い。

《不安定な進化/Unstable Evolution》
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 テンポシャダウォック進化シャーマンのキーカード。
 コストが0マナに減った《回廊漁り蟲/Corridor Creeper》に使用するのが最も強い使い方だが、相手のミニオンを処理して体力の減ったミニオンに使用するのも強い。かつての《進化/Evolve》では進化先を指定出来なかったが、このカードは進化をある程度であればコントロールすることが出来る。カードリストをある程度覚えればね!  にんさん曰く、1体を育てるよりも複数体に使用して強い盤面を作るとのこと。ヒーローパワーのトーテムや低コストミニオンを育てて盤面に並べる事が出来れば恐ろしい盤面になる。アグロデッキ相手はでかいミニオンを出すよりも相手よりも少し大きいミニオンを出した方が効果的な時もある。そのことも考慮して使用したい。


《元素反応/Elementary Reaction》
 実装前は弱いと思っていたのだが、使用してみたら、思っていたより強いと感じたカード。
 シャーマンはドローが弱いヒーローである。相手よりも山札が多い状態でゲームを終える時も多い。そんな中で1ドローがどれほど効果的か…というよりこのカードの真価はリソース量を増やすことにある。シャーマンのカードデザインはランダム性が強いものになっている代わりに柔軟に動く事ができるのが特徴である。ドロー操作はすることが出来ないが、3枚目の「何か」を引き込む事ができるのはシャーマンの可能性を増やすことになると感じている。エレメンタルシナジーが使用出来るなら、ぜひ採用したいカードである。
 ビックシャーマンで使用してみたが《山の巨人/Mountain Giant》や《魔力の暴帝/Arcane Tyrant》がエレメンタルのため、想定していたよりも簡単にドローすることが出来た。現況では2マナ域はケレセスに押されているが次の拡張では楽しくなりそうなカード。


《大地の力/Earthen Might》
 自分が当初使用していた進化シャーマンにおいて、とても重要なカードであった。1マナミニオンが3/4や3/5になる。これだけで相手は厄介だと思うだろうし、そのミニオンがエレメンタルならリソースを確保してくれる。偶数シャーマンにおいても重要なカードで、ちょっとしたバフが盤面をこちらに傾ける。ヒーローパワーのトーテムにつけて小型ミニオンを処理するのも大事。回復トーテムなら相手はより処理しにくくなるからだ。


《ライトニングストーム/Lightning Storm》《火山噴火/Volcano》
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 シャーマンが持つAoE。早い段階で使用するよりもある程度、相手を引きつけて使用したい。
 正直、自分は単体ではそこまで信用していない。何か前段階の準備が必要なAoEである。

 かつてミッドレンジシャーマンがラダーに溢れた時代…《ライトニングストーム/Lightning Storm》はより遅く使用したほうが有利になった。現在、ミッドレンジ型のシャーマン同士のミラーマッチは少なくなったが、そんな時代で会っても最低でも2枚、出来れば3枚ほど相手のカードを巻き込みたいAoEである。呪文ダメージのトーテムや《エレクトラ・ストームサージ/Electra Stormsurge》と一緒に使用したい。
 トークンシャーマンの場合は、《ライトニングストーム/Lightning Storm》を採用するよりもミニオンの横並びや先の《電流火花/Voltaic Burst》で序盤の盤面を取っていきたい。単体使用ではどうしても不安が残るRNGであるし、横並びの圧力をかけたほうが強いのではと感じてる。
 《火山噴火/Volcano》はOTKシャダウォック等コントロール要素にも使用されるが、ミッドレンジ型のデッキであればビックシャーマンに使用されるカードだと思う。稀にラダーで進化シャーマンに打ち込んでいるデッキがあるが、それはないと思ってる。


《野獣の精霊/Feral Spirit》
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 オイオイオイ!中立にいるわ、アイツ
 実質5マナ挑発2/3が2体。そりゃ4マナの方が使い勝手がよい。《トンネル・トログ/Tunnel Trogg》を返して!
 隠れたシャーマンの罪を背負うカードである。(オーバーロードを活かせる環境ならチャンスがあると思う。)


5マナ以上の呪文《血の渇き/Bloodlust》と《魔力ダイナモ/Arcane Dynamo》
 シャーマンの5マナ以上の呪文は《血の渇き/Bloodlust》《火山噴火/Volcano》《ストームブリンガー/The Storm Bringer》《エウレーカ!/Eureka!》 《サファイアの小呪文石/Lesser Sapphire Spellstone》の5種類。コミュニティで計算したところ、この中でほしい1枚が来る確率は60%程度。
 横並びを得意とするシャーマンにとって有効なカードは《血の渇き/Bloodlust》と新レジェンド呪文《ストームブリンガー/The Storm Bringer》であると思う。奇数パラディンの《ストーンヒルの守護者/Stonehill Defender》が《太陽の番人タリム/Sunkeeper Tarim》を持ってくるために使用されることがあるが、それよりも多少大きい確率で好きなカードを持ってこれるのはゲームにおいて有益なことであると思う。
 (《ストーンヒルの守護者/Stonehill Defender》においては自分のクラスカードを持ってくる確率は計算方法が異なるので、比べることが出来ないかもしれない。自分の使用クラスのカードは発見において中立よりも4倍出やすい。)
 トークンシャーマンのように早期で決着をつけたい場合は《血の渇き/Bloodlust》をデッキに採用することもありだと思うが、それ以外のデッキに《血の渇き/Bloodlust》を採用すると腐りやすいため、ハガサと相性のよい《魔力ダイナモ/Arcane Dynamo》の採用に関して一考する余地がある。

 《魔力ダイナモ/Arcane Dynamo》自体は6マナ帯で弱いスタッツであるし、発見によって望んだカードを見つけたとしても1手遅くなってしまうのが欠点であるが、進化シャーマンのように5ターン目までに盤面を確立出来るデッキに関しては面白いではないだろうか?


次回は…

 ここで13000文字になってしまったので、ミッドレンジ型のシャーマンに採用されるミニオンの所感に関しては次回に持ち越したいと思う。
 現状、ラダーではシャーマンは面白いが、もう少し出来るアプローチがあるのではないかと思い、試している最中である。流行の進化シャダウォックシャーマンは難しいイメージがあるが、ミッドレンジデッキであるということとカードリストをある程度把握することが出来たのなら、面白いデッキになるのではないかと思う。
 シャーマンが好きな男がシャーマンの話をする記事になってしまったが、続きも違う記事もぜひ楽しみにしていてほしい^_^
 シャーマンが好きな人が増えますように!

【紹介記事】Hearthstoneの世界を覗いてみよう その1

 物語のアフターストーリーが好きだ。物語の登場人物の背景が好きだ。
 どうしてHearthStoneの女性キャラクターは目が光っているのか?
 アーサスってウーサーのことを意識し過ぎているのではないか?

 デジタルストラテジーカードゲームHearthstoneをプレイをしていると…その魅力的な世界観、そして、個性的なキャラクターたちと出会う。
 しかしながら、そのキャラクターの裏側を知る機会少なく、元ネタの"World of Warcraft"をプレイしないことには知ることが出来ない。
 意外な事実や思わず共感してしまうキャラクターたちの本性や行動、そういった世界の裏側を探訪してみたいと思う。

 筆者はスタンダード導入前からHeartthstoneを始め、カードゲームとしての楽しさ以外にも、その世界の奥深さに心惹かれた。
 残念ながら、PCのスペックの問題でWorld or Warcraftをプレイすることは出来ていないが、物語をまとめてくれている方々のサイトやツイートから様々なことを知った。新拡張が出るたびに、カード効果も気になるが、それ以上に物語ではどんなことがあったのか?それが気になってしまう。
 運営するコミュニティの通話の中では、そんな物語の裏側についての話題が出ることもしばしば。そんな裏側についての話を今回はプログにまとめてみることにした。


【前置き】
 Hearthstoneの元ネタとなる『World of WarCraft』は筆者はプレイしたことがない。そのため、有識者の方々のまとめサイトやプレイをしたことがある方々のお話を聞いて、独断と偏見でキャラクターを紹介する。
 詳しく書けないことや認識が違うことも出てくると思わる。その点に関してはぜひ、ご教授頂けたらと考えている。
 また、興味を持った方はぜひ、World of WarCraftをプレイしてみてほしい。また、以下の紹介するサイトの説明を読むのも面白いと思う。


【参考サイト・謝辞】
ハースストーン日本語wiki
 物語の注釈やコメント欄などを参考にさせていただきました。Hearthstoneを始めた当初から閲覧しています。
Hearthstone wiki
 海外のHearthstoneのWikipedia。英語ではあるが、キャラクターの紹介や説明もなされている。

World of WarCraft Wiki
 元ネタとねったゲームWorld of WarcraftのWikipedia。Hearthstoneのキャラクターも知ることが出来、また、今後カードになるキャラはどれだろうかと見るのも楽しい。

Hearthstone Express
 様々なHearthstoneに関することを掲載してくれているサイト。時間泥棒で読んでいると本当に楽しい。登場したレジェンドカードの解説も載せてくれているので、新拡張が出るたびに読むのが楽しみ。

Pandakopanda様(ノズドルム祭祀場)

TwitterのHearthstone・World of WarCraftのキャラまとめを出してくれている有識者各位

 ノズドルム祭祀場の運営者ぎょっさんが独断と偏見で紹介するHearthstoneの世界。ぜひ、読んだ方々には、もう一歩踏み込んでHerathstoneを好きになってもらいたい。
 ※物語が重厚で、キャラクターたちも個性的な人たちばかりなので、このブログは全5回くらいの連載になります。


Hearthstoneの舞台となる世界

 魔法や様々な種族が登場するHearthstone。その元ネタとなったゲームは『World of Warcraft』と言うゲームだ。
※筆者がHearthstoneを始めた当時はHearthstoneのタイトル画面に”World of Warcraft”という文字が記載されていたが、その後、Herathstoneのみに登場するキャラクターも多くなり、ゲーム方針の転換のため、その文字は消された。現在はWorld of Warcraftのキャラクターも多いが、Hearthstoneオリジナルのキャラクターも多い。

 『World of Warcraft』はBlizzard社が運営するMMORPGである。世界でもっとも登録者数が多いMMORPGらしい(Wikipedia)。
 これだけだとピンと来る人が少ないと思うので簡単に説明すると…「ゲームの中で冒険者になって、仲間たちやゲームのキャラクターたちと行動し、冒険するゲーム」である。

 この"MMORPG"という単語、ゲームの性質を聞いて、アニメ好きな人は気がついているかもしれない。  最近、アニメや書式で大人気の「オーバーロード」だ。あんな感じのイメージを持つと分かりやすいと思う。
オーバーロード
(7月からはアニメ第3期が始まる。見ている人も多いのでは?)


 『World of Warcraft』は、「Alliance陣営」(人間とかエルフとか)と「Horde陣営」(オークとかトロール)に分かれて戦争しているが物語の主軸となっている。
 先程の「オーバーロード」に例えると…
[Alliance]人間やナイトエルフ・ドワーフなどの陣営。オーバーロードなら王国側の陣営。
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[Horde]オークやトロール、ブラッドエルフなどの人生。オーバーロードならアインズ様。
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 そうグルダンはアインズ様な訳ですよ。戦争をしているのだから、両陣営ドッタンバッタン大騒ぎである。そういった中で、各種族の思惑や個人の主張・行動が物語の中で展開されていく。
 ここで注意しておきたいのは、Herarthstoneに登場するヒーローやキャラクターたちは、物語の時系列の中ではバラバラであること。物語が重厚で、ゲームも長い歴史があるものなので、同時期にキャラクターたちが存在していない場合も多い。

 余談ではあるが、時系列が異なっていることを知るために示すために親子関係にあるカードを紹介しておく。
Wrynn親子(左:息子アンドゥイン 右:父親ヴァリアン)
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(なぜ、パパさんがウォリアー(戦士)クラスのレジェンドカードかという言うと戦争がその頃は激しかったからのようである。対して息子は戦争ある程度落ち着いた時代なのでプリースト(聖職者)のクラスヒーローになっている。)

 『World of Warcraft』は映画にもなっている。
World of WarcraftのDVD
(Amazon Prime会員だとすぐに見れる)
※現在はAmazon Prime会員でも無料で映画を見ることが出来ないそうです。ご覧になりたい方は、レンタル等をどうぞ!
 ちなみに物語の冒頭でオークの赤ちゃんに生まれますが、これがHearthstoneでは馴染み深いキャラクター「スロール」君である。映画の中にはそれ以外にもHearthstoneに登場するキャラクターが多々出てきますので、チェックしてみるといいと思う。

Hearthstoneの家族関係

 世界観を紹介するのは、次回の記事にしたい。余談からのつながりであるが…その前に親しみが湧きやすいように身近な感じることの出来るHearthstoneの親子・家族関係を紹介する。

デスウイング親子

 父親:デスウイング 息子:ネファリアン 娘:オニクシア
f:id:JINBEE:20180710160343j:plain:h150f:id:JINBEE:20180710160440j:plain:h150f:id:JINBEE:20180710160529j:plain:h150
 「娘さんを僕にください!」と言ったら、即刻燃やされてしまいそうな家族関係である。アドベンチャーの「ブラックロック・マウンテン」のネファリアン戦で《デスウィング/Deathwing》を使用すると特殊エモートを聞くことが出来る。
 Hearthstoneのドラゴン関係の説明は後ほど投稿記事にしたいと思っているが、ドラゴンは人間形態を持っているのも面白い。人間形態のファンアートは下のような感じ。
The Triumph of Evilwww.deviantart.com

 《デスウィング/Deathwing》は現在も現役で活躍するカードであるが、《ネファリアン/Nefarian》はスタンダード落ちしてしまって、ちょっと悲しい。《オニクシア/Onyxia》は、人間形態は美女なのでコスプレやファンアートも多い。美女だけれど、さすがにお父上と兄上がそれだと食指が伸びない。
 《オニクシア/Onyxia》は、貴族の娘に化けてストームウィンド宮廷の中枢に入り込み、少年のアンドゥインなど貴族を操っていたらしい。その後、ヴァリアンやヴァリーラに正体を見破られ、討ち取られてしまう。「九尾の狐」みたいな傾国の美女だったようだ。
 年上のおねぇさんに操られてしまったアンドゥインのことを想像するとちょっと笑える。

元夫婦

 夫:マリゴス 妻:シンドラゴサ
f:id:JINBEE:20180710162622j:plain:h150f:id:JINBEE:20180710162815j:plain:h150
 ビックスペルメイジとマリゴスドルイドの戦いを俗に言う「夫婦喧嘩」と呼ぶ。
 詳しいお話はHearthstone Expressさんがまとめて書いてくれていますので、下のURLから。
hs-exp.jp

 日本の神話にもあるイザナギとイザナミを思い出すストーリーである。

姉妹

 長女:アレリア 次女:シルヴァナス 三女:ヴェリーサ(HSには未登場)
f:id:JINBEE:20180710163944p:plain:h150f:id:JINBEE:20180710164054j:plain:h150f:id:JINBEE:20180710164135j:plain:h150
 麗しき3姉妹である。アレリアは現在はHearthstoneで出会う事ができるし、シルヴァナスもスタンダード落ちしてしまったが、根強い人気のあるカードである。三女のヴェリーサだけHearhstoneには未登場だが、夫の《ローニン/Rhonin》が登場しているので、後ほど出演してほしい。

親子

 父親:セナリウス 娘:ルナーラ
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 「お父さん!最近、娘さんが挑発ミニオンや蜘蛛の化物を使って暴れまわっているんですよ!なんとかしてください!」
 コミュニティ通話でルナーラの新スキンが実装される時の会話で知った。ルナーラ以外にも《木立の番人「Keeper of the Grove》とかも《セナリウス/Cenarius》の子供らしく、子沢山らしい。
 それを聞いて、筆者は「セナリウス…頑張ったな…」と思ったが、詳しく聞いてみると親子は親子でも少し意味合いが違うらしく、ドルイドの守護神としての種族の父という意味合いが強いようだ。

 最近は「トークンドルイド」も主要なデッキタイプの一つだが、《セナリウス/Cenarius》を採用した「トークンドルイド」はあまり見ない。ぜひ、ドルイドのスキンはルナーラで《セナリウス/Cenarius》で一気に押し切るタイプの「お父さん、娘のためなら頑張っちゃうデッキ」を誰か流行らせてほしい。
 ついでに《オニクシア/Onyxia》と《デスウィング/Deathwing》を採用出来たら、完璧。

 これら以外にも《グロマッシュ・ヘルスクリーム/Grommash Hellscream》と《ガロッシュ・ヘルスクリーム/Garrosh Hellscream》が親子であることも有名なことであるし、師弟や陣営ごとの関係を説明すると長くなってしまうので、これくらいに。
 次回からヒーローやクラシックレジェンドの紹介をしていきたいと思う。みなさんも色々な紹介記事を読んでみてください(^^)

 

【忘備録】ノズドルム祭祀場の情報共有 SNS編(追記)

 「ノズドルム祭祀場の情報共有」という記事の追記として、以下のツイートを受けて「SNS編」を追記してみます。コミュニティ運営としての意識を中心に記載していきますが、個人の思惑や考え方も含む内容になると思いますので、そのことに関してはご了承ください。
 尚、SNSの定義やモラル等の論争に関しては触れません。


(ノズドルム祭祀場を一緒に運営するceuさんのツイート。)


(それに対しての自分のツイート。自分自身もTwitterやSNSの使い方や向き合い方を考えていて、色々試している最中です)

【追記】2018年6月2日 Google Chromeでの複数アカウントの切り替えについて



Twitterの使用とコミュニティのつながり

 Hearthstone用のTwitterを始めて、2年ほどが経過しました。
 スタンダード導入前に始めたTwitterのアカウントでしたが、開始当初と自分自身も周りの環境も変化しました。気持ちはいつでも「新参者」ですが、いつの間にやら古参になっているかもしれないですね。

 『Hearthstone』という括りでTwitterを観察してみると、プレイヤーの交流やデッキレシピ等の情報・イベントの詳細等たくさんの情報が溢タイムラインには流れています。『ノズドルム祭祀場』は、そんな中でTwitterの交流から生まれたコミュニティですし、現在も新規メンバー募集やお知らせは、Twitterが中心となって情報共有や拡散を行っています。
 自分のアカウントもフォローしたアカウント、フォローしてくれるアカウントも増え、Twitterを通して現実世界で交流する機会も増えました。

 そんな中で現在は以下のことを意識して、Twitterを使用しています。

1.自分の得たい情報を抽出する。
 自分の好みのデッキレシピやイベント情報など数多くのツイートから情報を抽出し、活用していくことを意識しています。
 コミュニティを運営しているので、メンバーのツイートも気にかけたい。ざっくりとした計算ですが、タイムラインの20%は保存したい・必要な情報、80%は反応出来ない・反応するか迷う・興味がない情報になると考えています。

2.時間をTwitterに吸収させない。
 Hearthstone以外のアカウントも利用しているので、そちらも確認しながら、さらにリプライやDMでのやり取りを考えると無限に時間を吸収されてしまいます。スマホの画面を「ポチっ」すれば、タイムラインの世界に入ることが出来ますが、よく考えると閲覧するだけでかなりの時間を消費してしまいますので、現在は付き合い方を改善しようと行動しています。

 「時間の消費」という観点からTwitterの性質を考察してみると、以下の項目に分類されます。
自分のことを発信する
 自分のつぶやき、コミュニティの情報発信。自分本位なので瞬発的にツイート出来る。コミュニティの情報発信は足並みを揃えることがあるが、発信だけであればそこまで時間は消費しない。

他人の情報を見る
 他人のつぶやきを見る。閲覧して考察したいこともあれば、素通りさせたいことも乱雑にタイムラインに存在しています。
 【1】情報を閲覧しする。
 【2】その情報を必要かどうか判断する。
 【3】その情報に対してリプライや考察などの行動を起こす。
その過程を繰り返すだけ最も時間泥棒する性質となっています。

自分と他人が交流をする
 交流すること自体は、プラスの行為なので時間の使い方としては有意義なものになることが多い。
 ただし、自分を害する交流があった場合は時間を消費する。モラルとか個人の考え方にもよるので明言出来ないが、時間を減らすことはあまり出来ない項目。

 このような考えの中、次のようなことを実際に運用しています。すべてがすべての人に当てはまるという訳ではないですが、実践すると多少は時間泥棒を食い止めることが出来るのではないでしょうか。

Twitterのリスト管理

 Twitterでは、自分のフォローしている人をリスト管理することが出来ます
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(自分のアカウントに表示される公開となっているリスト)
 リストの公開設定として「公開」と「非公開」があります。

【公開】
 リストに加えた相手にも通知され、自身のプロフィール画面のリストにも反映されます。また、リストを共有することが可能です。私はコミュニティメンバーのリストを作成し、ツイートを確認しています。
 新規メンバーが加入した際にも、誰がこのコミュニティにいるかすぐにお知らせすることが出来るので、便利です。

【非公開】
 リストを加えた相手に通知されず、自分のみが閲覧出来ます。
 フォローが増え過ぎて、自分だけでツイートの閲覧管理がしたい場合はこちらを利用するといいでしょう。

 自分のリスト管理のポイントは『大雑把に分けること』。
  以前、自分はかなり細かくリスト分けて、フォロワーさんのツイートを閲覧していたのですが、リストが多いとそれだけで見るのが大変です。2~3個くらいに分けておくのがベストではないかと思います。
 『タイムラインはざっくりと、リストは大雑把に分けて適に』が自分の現在のスタンスです。時間が大量にある、フォロワーが少ないのであれば、すべての人にリプライや反応を返すことが出来ますが、それも中々出来ないのが現状。割り切って使用し、必要な情報をつぶやいてくれるアカウントはリストに入れます。「閲覧」という行為の時間を短縮出来るやり方だと考えています。,br>

Twitterを開く回数を減らす

 リスト管理をしていても、情報は大量に流れてきます。
 「この人と交流したい」「リプライを送ってみたい」という気持ちもありますし、タイムラインを確認することは欠かせません。
 そんな中で自分が実行していることは、「割り切って時間がある時だけリプライを返す」「時間が奪われてしまうなら、生活的にTwitterを開く機会を減らす」ということです。

 これでかなり楽になった部分もあります。現在であれば「朝、夕方の時間がある時」だけTwitterを開き、その時にリプライを返せる場合は反応しています。時間が立ちすぎたツイートに無理にリプライを送らないということも意識しています。

 旬な話題もあるかと思いますが、必要な情報はリストで確認しているので、これくらいでもなんとかなると感じています。


Twitterのアプリを変える

 地味なんですが、スマートフォンやタブレットを利用している方は、純正以外のアプリを一考してもいいのではないかと思います。自分自身も長い間、純正のTwitterアプリを利用してきたのですが、リスト管理などをしていると純正でない他のアプリのほうが見やすい場合があります。
 私はiPhoneユーザーなので、以下のアプリを使用しています。

feather for Twitter

feather for Twitter

  • covelline, LLC.
  • ソーシャルネットワーキング
  • ¥360

 アプリの宣伝をしたい訳は出ないので、多くは書きませんが、無料・有料アプリをそれぞれ色々試してみた結果です。他にも優良なアプリはあると思いますので、用途を考えてご自由に(^^)
 私はこのアプリを利用してHearthstone以外のアカウントも一律に見れるようになり、これだけでもかなり楽になりました。純正アプリのアカウント切り替えがないだけでも気楽です。

【追記】Google Chromeでの複数アカウントの切り替え

 私はiMacとWindowsのPCを普段使用しています。出歩く時は、iPhoneなのですが、上記のアプリで外で複数のTwitterアカウントを見ているとPCでも手軽に複数のアカウントを切り替えたい時が多々あって、今回の追記分の記事を書くきっかけになりました。
 Macでは「夜フクロウ」を利用してます。

夜フクロウ

夜フクロウ

  • aki-null.net
  • ソーシャルネットワーキング
  • 無料

 他にも色々アプリがありますが、気軽にキーボードでアカウントを切り替え出来るので、便利です。

 アプリ以外のやり方として、Google Chromeに拡張機能を追加するやり方があります。
easyandeasy.net
 Discordで通話しつつ、ブラウザ上ですべてを済ませたい場合には、こちらが便利だと思います。
 Hearthstoneのアカウント、自分の使用しているプライベート用のアカウントを切り替えながら使用する機会って人によると思いますが、もし、よければ参考にどうぞ。

TwitterのDMグループ

 これまで個人的なTwitterの使い方ですが、Twitterの機能として実装してあるDMグループについてコミュニティ目線で記載したいと思います。
 Twitterのダイレクトメッセージ(DM)機能は、個人同士のやり取りや多人数でのやり取りが簡単に出来る機能です。Twitterがきっかけとなって創設されたコミュニティは利用している所が多いのではないでしょうか。他のゲームコミュニティにおいても、利用している所が多いようです。
 ノズドルム祭祀場でも当初は作成されていましたが、現在は休止状態となっています。便利な機能なのですが、次のような事を考えて、休止状態にしています。

 情報の交流する場所を決める
 Twitterでメンバー募集のあと、新メンバーのアカウントをフォローし、Discordサーバーに招待する。ノズドルム祭祀場のメンバーが入会するまでの流れです。以前はここにDMグループの招待もあったのですが、現在は使用していません。
 Discordを交流場所・情報交換の場所と決め、それ以外の場所は運営として利用しないことにしました。重複されるメッセージも鬱陶しいと思いますし、何よりもコミュニティのやり取りを一箇所に集約してしまったほうが運営としても労力が減ります。
 緊急時のメッセージ等はLINEや個別の連絡でやってもらっています。緊急時の連絡ってあまりないんですが、オフ会のときの集合連絡とか現地の連絡は個別にやっている場面が多いです。

 ここで少し話がずれますが、現在Hearthstoneコミュニティが利用出来るコミュニケーションサービスを列挙させて頂きます。「交流すること」自体には時間はあまり取られませんが、運営として情報を発信・受信等の手間はそれなりにかかるものです。個々のコミュニティで使用しやすいものを選択し、使用すればそういった運営上の手間も減るのではないかと自分は考えています。

《TwitterのDMグループ》

《Discordのテキストチャット・通話》

《Blizzard.netのソーシャル機能》
 スマホもアプリがあるので、Hearthstoneのバトルタグで交流出来る。テキストチャットは少し使用しにくい。グループ機能もあるので、特定の人数でグループを組むことも可能。

《Lobi等のアプリのコミュニティ機能》
 使用したことはないが、他のゲームでよく聞く。自分はドラゴンクエストライバルズのコミュニティで話を聞いた程度。

《skypeのテキストチャット・通話》
 昔から存在しているので、安定感はあるが、大人数の通話では声が混戦しやすい。
《Slack》
 Discordの元となったサービス。ビジネスツールではあるが、実績はある。Discordよりも使用の仕方やアプリケーションの連携について調べやすいのが利点か?カジュアルコミュニティであればdiscordで事足りそう。

《LINE》
 今ではほとんどの人が利用していそうなアプリ。テキストチャットや通話の可能だが、プライベートのと使い分けをしたい人が多そう。オフ会や親交が深い人と使用するのには適しているかも。
 等を挙げることが出来ると思います。探せば、もっとたくさんありそうですね。

 コミュニティの運営を考える際に、運営者として「新たな交流を生み出す」「交流を活性化させる」という点はとても重要なことではないかと思います。運営者が使用しやすいツールや環境を作るだけでも、効率は上がりますし、自身の時間を有意義に使用することが可能になるのではと思います。
 大人数の使用しているサービスは、やはり普及しやすい面があるので、Hearthstone業界ではDiscordやskypeが選択される場面が多いかと思います。ただし、コミュニティの目的や方針を考えた時にそれらのサービスよりも使用しやすいものがあるかもしれません。

Twitterのツイートやいいねを別なサービスと連携させる

 discord編でも紹介した「IFTTT」を利用すると、自分のツイートやいいねをEvernoteやメールに保存するように連携させることが可能です。
 デッキリストやイベント情報など、そういった保存しておきたい内容に関しては、そういった方法を取ることも有用な手段ではないかと思います。
 自分も以前に「Twitter → IFTTT → Evernote」でツイートやいいね・RTを保存していました。しかし、その当時を考えてみると、デッキリストのツイートが現在よりもタイムラインに流れてこなかった時期ですし、自分自身が気軽に「いいね」を押したいタイプなので、後ほど辞めました。
 「自分の記録保存」や「”いいね”を付けるのはデッキリストのみ」という人は、いい方法かもしれませんので、紹介だけしておきます。


最後に

 他の分野でもSNSを活用していて、自身の近況報告や情報共有・拡散など身近なものになっています。
 そんな中で自分も時間を取られることが多くて、その場所にある情報だけでなく、モラルや使い方・自分のあり方を考える場面も多くありました。ただ、考えることが重要ですが、それよりも自分がやりたい行動をしていく、その手段でSNSを活用していくことが重要だなと今は感じています。
 今回はTwitterのみの紹介となってしまいましたが、facebook等他のものでも同じようにコミュニティ形成や運営をすることも可能です。Hearthstoneというコンテンツの中では、現在ではTwitterが重要となっていますが、Lobi等のサービスが今後増えていく可能性もあります。
 どのように変化していくかは不明ですが、コミュニティ運営のスタンスとして、「情報に関する手間を減らしていくこと」が最重要であると言えます。浮いた時間で新しい企画活動や交流を増やすことが出来ますので。
 今回は個人的な内容が多かったのですが、もし、コミュニティ運営に関する便利なツールや関連事項がありましたら、今後も追記として記載していこうと考えています

【忘備録】ノズドルム祭祀場の情報共有 その他

 『ノズドルム祭祀場の情報共有』の最後の記事として、「RSSの利用」や活用している「ツールの紹介」をしていきます。
 過去の記事としては、以下のものになりますので、もし、興味がある方はそちらをどうぞ。
wandering-jinbe.hatenablog.com

wandering-jinbe.hatenablog.com
 今回の記事はコミュニティで活用しているというよりも、運営者の自分が活用し、コミュニティへの話題提供や個人の情報収集手段の紹介となっています。


自分が意識していること


 今回の投稿に関しては、普段からの意識している以下のことを重点において紹介させて頂きます。


1.運営者としてコミュニティに刺激を与えるネタを効率的に収集する。
 通話やテキストチャットにおいて、メンバーが話題にするような事柄・興味を持ちそうな事柄・過去に反響があった話題を中心に集め、コミュニティの運営に役立てようと考えて行動しています。ただ、プライベートの時間をすべて使ってネタを収集するのも健全ではないと感じています。「効率的に」この部分が重要であまり手間をかけずに収集出来る体制を構成し、活用出来るように日々考えています。もちろん、それらの手段は生活や仕事にも役立ちますから。

2.ネタの密度を上げ、情報の発展形を意識した話題で自身の負担を減らす。
 労力を減らし、自分の余暇時間を増やすことがコミュニティの運営に役立つと考えています。自分に余裕がないことは、運営に心を削ることになります。
 ネタ自体の情報密度を濃くすれば、興味を持った人は、自分自身が情報を提供しなくても、その人自身が調べたり、情報収集をするようになります。「誘導」というと厭らしい言い方かもしれませんが、その情報を元に発展してく形を示し、メンバー個人の活動が精力的になることで集団に活力が得られるようなことをしていかなければなりません。
 人間的な部分も含みますが、個性を認め、その人がやりたい行動をしやすい環境を作っていくことも重要だと考えています。

3.捨てる情報と保存する情報を分類する。
 情報収集体制を構築すると、自分の手元にたくさんの情報が舞い込んできます。
 その際に取捨選択しやすい形を取ることで、余計な情報は切り捨てていくことも自分の負担を減らしていくことに繋がります。
 実際にこの項目を出来るようになったのは、最近のことで数年前までは集めたら集めた分だけ蓄積し、整理していくことに労力を割いていました。それだと集まった情報の分だけ動きが緩慢になりますし、コミュニティに還元する情報量や行動も減ってしまいます。
 HearthStoneにおいては、集めた情報が早めに腐ることも多いで、気軽に情報を捨てること、瞬発的に保存していくことを意識して現在は情報を分類しています。

情報サイトの活用

 Hearthstoneの情報を得るサイトとして以下のようなものを活用しています。更新を毎度確認するというよりは、時間があった時に見回るくらいの気持ちで使用しています。

【HEARTH PWN】
www.hearthpwn.com
 海外サイト。デッキが投稿してあったり、カードの解説があったりする。
 デッキの投稿記事には解説があるものも。(もちろん英語)
 ニュースの欄には、大きな大会があったときには参加者のデッキレシピが掲載されたりする。

 カードの詳細から採用されているデッキを閲覧が出来るので、使い方がよく分からないレジェンドが当たった場合には、検索してみて面白そうなデッキを探す。また、有名プレイヤーの名前でデッキ検索が出来るので、同タイプのデッキレシピを比べてみることも出来る。
 カードの詳細にはVOICEやゴールデンカードの様子も掲載されているので、見ているだけでも楽しい。
 情報量が多いので、「検索」という目的で見ることが多い。寝る前に見てると朝になってしまう。


【stream hive】
streamhive.com
 HearthstoneのTwitch配信をまとめて探すことが出来るサイト。
 「レジェンドランクに行っていて、シャーマンの配信みたいなぁ…」そんな要望に応えてくれるサイトである。

 「デッキを変更したが使い方が不明だ…」「配信を見比べたい!」という時に使用している。ヒーロー毎・ランク毎で配信を検索し、比べることが出来るので、とても面白い。ahirunさんのツイートで紹介されてから、すっかりこのサイトのファンである。
 気に入った人はTwitchでフォローすればいいし、なんとなく配信を見たい時にも流し見ることが出来るサイトである。


【BeerBrick Hearthstone】
beerbrick.com
 TwitterでデッキリストやHearthstoneの情報をツイートしてくださるahirunさんの運営のWebサイト。
 デッキがまとめられているので、ヒーロー毎・デッキタイプ別に探して、コミュニティの練習やラダーで使用したりする。
 新拡張の際には、発表されたカードをまとめてくれているので、コミュニティのカード評価スプレットシートを作ったりするときに活用する。
 ノズドルム祭祀場では、ahirunさんのツイートを取りまとめたテキストチャットもあるが、こちらのサイトも頻繁に閲覧している。


RSSの利用(Inoreder・Feedy)

 「Hearthstone」のデッキや背景の物語、プレイや所感に関して、個人でブログを書いている人もたくさんいらっしゃいます。
 すべての人をブックマークして、集めると膨大な数になるので、自分はRSSリーダーを利用して、更新を確認しています。
 ※RSS ➔ Webサイトの更新情報を配信するための技術。

 仕事によっては活用している人も多いと思います。気になったサイトはRSSリーダーに入れて、更新されたら呼んだり、後で読みたいものは付箋をつけて管理しています。以前はブックマークにサイトを入れていましたが、膨大に数になること・サイトを巡る時間が勿体無いと思い、現在のような形になりました。
 よく使用されているRSSリーダーとして以下の2つを紹介させて頂きます。

【Feedy】
feedly.com
 英語版しかないが、よく使用されているRSSリーダー。
 スマートフォンのアプリもあるので、活用しやすい。使用の仕方はgoogleにて調べて見て下さい。

【Inoreader】
www.inoreader.com
 現在はこちらに乗り換え。日本語対応しているRSSリーダー。
 Feedyと違うのは、更新サイトの反映の遅さ。自分は時間があるときにサイトを見ればいいやと思ったので、こちらに変更。
 リアルタイムの更新を見たい場合は、「Feedy」の方がいいかもしれない。

 RSS自体の紹介はしなくてもよかったかもしません。
 コミュニティでメンバーと「RSS」の話題になった時に知らない人が多かったので、紹介させて頂きます。


 Hearthstoneは…以下のことがカジュアルプレイヤーにも必要になっているのではないかと考えています。
 1.新鮮な情報を素早く得る。
 2.自分の知りたい情報だけを得る。
 3.情報を活用する体制を持つ。

 Twitterのタイムラインにはリアルタイムで情報が流れ、そして、飽きることがない議論が交わされています。それはとても重要なことで自分も大好きな雰囲気があります。しかし、Twitterを常に見ている訳にはいかないし、情報をある程度捨てることも必要となってくる。そんな時にブログやWebサイトなどTwitterで更新を追うのではなく、更新を教えてくれる体制を持っていれば活動しやすいのではないかと。
 必要な情報を抽出し、その上で自分やコミュニティに還元するためにも、このようなツールがあると、情報の入力が素早く行えるのではと思い、自分自身で試行錯誤しながら、活用しています。

 個人的に新規メンバーが入り、メンバー同士が打ち解けるように配慮しながら通話する時、話題に困ることが多々ありました。
 プライベートに踏み込むわけにもいかないし、お互いを探り合う場で何を話せばいいのか…そんな中でよく挙がる話題が『Hearthstoneの元ネタとなる物語・キャラクターの背景』の話です。
 自分自身もHearthstoneの元ネタとなった『World of Warcraft』をプレイしたことはありませんが、そういった背景が好きなので、よく調べていました。カードゲームのプレイの話は最初から出来る人もいますし、出来ない人もいます。そんな時に「元ネタ」の話をしやすく、また、Hearthstoneがさらに好きになるような気がして、困った時はそんな話をしています。状況にもよりますが、「ジェイナは悲恋のヒロイン」とか「ガロッシュくんは実はお坊ちゃんだった」とかそういう話題があると話が弾みました。
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(よく話題にするノズドルムの人間形態)
 RSSを利用して、そういった『World of Warcraft』のネタを集めたり、Hearthstoneの関連した背景情報を収集したりしています。時間と共に腐る話ではなく、プレイに関した話で普段は優先度合いが低い話となっていますが、普段から捨て置けない話題です。

 コミュニティを運営していると、「広く浅い情報」「深く狭い情報」を求められる機会が増えます。情報が発生した瞬間に取捨選択の判断が出来る体制を持つことはそれらの情報種別に対応したプラスになる行為だと考えています。


最後に

 ノズドルム祭祀場の小技集は以上となりますが、今後も情報収集を行い、コミュニティに適した小技を身に着けていこうと思います。「忘備録」の記事は「追記」を足していこうと考えております。今後共、Hearthstone Player Community『ノズドルム祭祀場』をよろしくお願い致します。

【忘備録】ノズドルム祭祀場の情報共有 Google Drive編

 HearthStone Player Community『ノズドルム祭祀場』の情報共有の記事として、前回はDiscordの小技集を紹介しました。

wandering-jinbe.hatenablog.com
 今回はDiscordほどではないが、使用しているクラウドサービスである「Google Drive」関係の小技集を紹介していきます。


 ネット上に任意のファイルを置くことが出来るクラウドサービスはとても便利で活用している人も多いと思います。
 「Dropbox」など画像や動画共有をする際には様々な応用がききますし、「One Drive」等お仕事で活用されている方も多いのではないでしょうか。
 カジュアルのコミュニティとして、クラウドサービスを活用することは珍しいことかもしれません。自分自身は以下のような狙いがあり、「Google Drive」を活用しています。

1.情報のリアルタイム共有を大切にしたい
 新拡張のカード評価やコミュニティ同士の企画運営の際にリアルタイムに更新情報が活用出来るGoogle Driveは非常に便利です。
 新拡張のカード評価は、ノズドルム祭祀場では毎シーズン開催しています。実装前のカードを話題に通話が盛り上がることも楽しいです。また、メタゲームの分析や翻訳記事の共有など時間が合わなくても、他人の挙動を見ながら、自分指針の考えを伝える場がチャットや通話以外に存在することは大切なことだと自分は考えています。
 コミュニティで企画運営をする際、情報を書き留め、残して次回の話し合いや企画に役立てることはとても重要なことです。
 カジュアルでコミュニティを運営し、企画行動をするからこそ、最低限のルールや基準を定めることは大切になってきます。その時の議事録として簡単に共有出来て履歴を残すことが出来るGoogle Driveはとても便利です。

2.自由に閲覧制限を設定することが出来る
 Google DriveやYouTubeなどGoogleが提供しているサービスの共有設定は以下のようになります。

【公開】
 全世界すべての人に公開する。制限なくすべての人に公開する。
【限定公開】
 URLを知っている人に公開する。利用しているサービスのURLを送信すれば、チャット上やメールのやり取りで簡単に公開することが出来ます。
 自分がHearthstoneに関する情報をTwitterなど業界へ向けて公開する際も使用していますが、同時閲覧が50人程度のはずなので、閲覧数が多くなりそうな資料に関しては、ブログ等他の公開方法の方がいいかもしれません。
【非公開】
 自分のみ、編集や閲覧が出来る。

 Googleアカウント同士であれば、Gmailを利用して特定の人に公開も可能です。
 利用に合わせた閲覧制限をすることで活用しやすくなり、気軽に活用することが出来ます。以前にブログで紹介したIFTTTとも連携が可能なので、他のサービスを利用している方は、連携させることで様々な用途を選択出来るようになると思います。


Google Drive

 Gmailを活用している人であれば、Google Driveを活用することが可能です。
 スマートフォンやタブレットの場合でもアプリをダウンロードすることで端末で利用することが出来ますが、「使用しにくい」という声が多いので、コミュニティによってはPC勢のみの利用になることも多いかもしれません。(ノズドルム祭祀場では高校生メンバーも多かったので、そういった声もありました)
 PCから利用する場合でも使用しやすいブラウザが「Google Chrome」になると思いますので、普段利用しているブラウザによっては多少差異が発生するかもしれません。

スプレットシート
 

 ノズドルム祭祀場で最も利用するのが多いのが「スプレットシート」による共有です。新拡張のカード評価やスタンダードのカード評価等で活用しています。
 使用の仕方に関しては、「google スプレットシート」と打ち込んで検索する、ヘルプを参照する等で調べることが可能ですので、そちらを参考ください。Microsoftの「Excel」と多少違いがありますが、無料で利用出来るものとしては使いやすいサービスだと思います。

過去参考資料ー【Hearthtodon】"コボルトと秘宝の迷宮"スパムブログ決定戦
docs.google.com
(同時に編集出来るので、通話しながらや空いた時間に他の人を見ながら編集出来る)


過去参考資料ードラゴンクエストライバルズ戦歴スプレットシート
docs.google.com
(Hearthstoneの戦歴スプレットシートは作成途中。HSReplayなどが普及する前は、スプレットシートで作成する人も多かった)

ドキュメント

 「ドキュメント」はコミュニティメンバーが利用するというよりも最近は、運営者として企画運営のための議事録作成のために活用しています。通話をしながら、議事録を作成し、履歴として後ほどの話し合いの基準にすることが出来ます。
 ノズドルム祭祀場が発足当時は「ミッドレンジシャーマン1強時代」だったので、翻訳記事の翻訳や戦術などの共有にために使用していました。最近では「酒場のヒーロー予選」や「オンライン大会」の練習がコミュニティで開催されているので、ヒーロー構成やメタゲームの分析に活用してみようと考えています。

参考過去資料ー【やまっぽさんの”秘策ハンター”勉強会】
docs.google.com
(過去にメンバーで共有した秘策ハンターに関する戦術メモ)

参考過去資料ー【ネット公開資料】ラスカルさんのミッドレンジシャーマン座談会
docs.google.com
(過去にメンバー内で手分けして、完成させた資料)

Google Drive

 使用頻度は高くないですが、様々なファイルを保存・共有することが可能なGoogle Driveも便利なサービスです。
 4月の新拡張導入前にノズドルム祭祀場ではメンバー内で協力して、新メンバー募集のためのプロモーションビデオを作成しました。その際の素材の共有に活用しました。
 「Google Drive」の特性として、Drive由来のスプレットシートやドキュメントは容量を圧迫せず、自由にファイルを作成することが出来ます。それ以外のファイルに関しては、容量を圧迫するので、無料で使用する場合は少し注意が必要です。

Google カレンダー

 「Googleカレンダー」はアカウントを持っていれば、使用することが出来るサービスです。
 「IFTTT」と連携することによって、Discordに日程やカレンダーを自動的にお知らせすることが出来ます。当コミュニティでは、運営者が会議日程や大会日程を共有することに活用しています。大会情報のお知らせは、TwitterとDiscordの連携の方が分かりやすい場合もありますので、使用目的や用途によって使い分けた方がいいと思います。
 IFTTTの連携については前回のブログ記事をご覧ください。

【1】IFTTT ➔ New Applet ➔ +this ➔ google calendarを選択
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【2】New event added ➔ 追加したいカレンダーを選択
 「新しいイベントが追加された時」を選択しているので、選択したgoogleカレンダーに新しいイベントを追加するとWebhooksに反映させる。
 新しいイベントを追加する際に、カレンダーの共有設定を「限定公開」にしておくとURLからイベントの詳細を見ることが出来ます。
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【3】+thatの設定へ。Webhooksを選択する
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URL DiscordのWebhookのURLを貼り付ける。
Method 「POST」を選択。
Content Type 「application/json」を選択。
Body Bodyに打ち込む文字➔ { "content" : " {{Title}} : {{EventUrl}}" }
「Add ingredient」で変更出来る。ここでは「イベントのタイトル」と「イベントのURL」。
「start」と「end」を指定すると、イベントの開始時刻や終了時刻をお知らせしてくれる。用途によって使い分けたい。


最後に

 コミュニティの性質によって、クラウドサービスの用途は違います。
 ノズドルム祭祀場は、カジュアルのコミュニティですが、企画運営を行う機会が多いため、このような運営の仕方をしています。
 クラウドサービスはビジネス利用がされていますので、そういったビジネス用の記事をみた方が参考になるかと思います。ただ、コミュニティとしてある程度、しっかりとした運営・運営者の環境作りのために紹介させて頂きました。
 今後も自分でツールや利用方法を調べ、運営に幅を出していきます。