【忘備録】ノズドルム祭祀場の情報共有 Google Drive編
HearthStone Player Community『ノズドルム祭祀場』の情報共有の記事として、前回はDiscordの小技集を紹介しました。
wandering-jinbe.hatenablog.com
今回はDiscordほどではないが、使用しているクラウドサービスである「Google Drive」関係の小技集を紹介していきます。
ネット上に任意のファイルを置くことが出来るクラウドサービスはとても便利で活用している人も多いと思います。
「Dropbox」など画像や動画共有をする際には様々な応用がききますし、「One Drive」等お仕事で活用されている方も多いのではないでしょうか。
カジュアルのコミュニティとして、クラウドサービスを活用することは珍しいことかもしれません。自分自身は以下のような狙いがあり、「Google Drive」を活用しています。
1.情報のリアルタイム共有を大切にしたい
新拡張のカード評価やコミュニティ同士の企画運営の際にリアルタイムに更新情報が活用出来るGoogle Driveは非常に便利です。
新拡張のカード評価は、ノズドルム祭祀場では毎シーズン開催しています。実装前のカードを話題に通話が盛り上がることも楽しいです。また、メタゲームの分析や翻訳記事の共有など時間が合わなくても、他人の挙動を見ながら、自分指針の考えを伝える場がチャットや通話以外に存在することは大切なことだと自分は考えています。
コミュニティで企画運営をする際、情報を書き留め、残して次回の話し合いや企画に役立てることはとても重要なことです。
カジュアルでコミュニティを運営し、企画行動をするからこそ、最低限のルールや基準を定めることは大切になってきます。その時の議事録として簡単に共有出来て履歴を残すことが出来るGoogle Driveはとても便利です。
2.自由に閲覧制限を設定することが出来る
Google DriveやYouTubeなどGoogleが提供しているサービスの共有設定は以下のようになります。
【公開】
全世界すべての人に公開する。制限なくすべての人に公開する。
【限定公開】
URLを知っている人に公開する。利用しているサービスのURLを送信すれば、チャット上やメールのやり取りで簡単に公開することが出来ます。
自分がHearthstoneに関する情報をTwitterなど業界へ向けて公開する際も使用していますが、同時閲覧が50人程度のはずなので、閲覧数が多くなりそうな資料に関しては、ブログ等他の公開方法の方がいいかもしれません。
【非公開】
自分のみ、編集や閲覧が出来る。
Googleアカウント同士であれば、Gmailを利用して特定の人に公開も可能です。
利用に合わせた閲覧制限をすることで活用しやすくなり、気軽に活用することが出来ます。以前にブログで紹介したIFTTTとも連携が可能なので、他のサービスを利用している方は、連携させることで様々な用途を選択出来るようになると思います。
Google Drive
Gmailを活用している人であれば、Google Driveを活用することが可能です。
スマートフォンやタブレットの場合でもアプリをダウンロードすることで端末で利用することが出来ますが、「使用しにくい」という声が多いので、コミュニティによってはPC勢のみの利用になることも多いかもしれません。(ノズドルム祭祀場では高校生メンバーも多かったので、そういった声もありました)
PCから利用する場合でも使用しやすいブラウザが「Google Chrome」になると思いますので、普段利用しているブラウザによっては多少差異が発生するかもしれません。
スプレットシート
ノズドルム祭祀場で最も利用するのが多いのが「スプレットシート」による共有です。新拡張のカード評価やスタンダードのカード評価等で活用しています。
使用の仕方に関しては、「google スプレットシート」と打ち込んで検索する、ヘルプを参照する等で調べることが可能ですので、そちらを参考ください。Microsoftの「Excel」と多少違いがありますが、無料で利用出来るものとしては使いやすいサービスだと思います。
過去参考資料ー【Hearthtodon】"コボルトと秘宝の迷宮"スパムブログ決定戦
docs.google.com
(同時に編集出来るので、通話しながらや空いた時間に他の人を見ながら編集出来る)
過去参考資料ードラゴンクエストライバルズ戦歴スプレットシート
docs.google.com
(Hearthstoneの戦歴スプレットシートは作成途中。HSReplayなどが普及する前は、スプレットシートで作成する人も多かった)
ドキュメント
「ドキュメント」はコミュニティメンバーが利用するというよりも最近は、運営者として企画運営のための議事録作成のために活用しています。通話をしながら、議事録を作成し、履歴として後ほどの話し合いの基準にすることが出来ます。
ノズドルム祭祀場が発足当時は「ミッドレンジシャーマン1強時代」だったので、翻訳記事の翻訳や戦術などの共有にために使用していました。最近では「酒場のヒーロー予選」や「オンライン大会」の練習がコミュニティで開催されているので、ヒーロー構成やメタゲームの分析に活用してみようと考えています。
参考過去資料ー【やまっぽさんの”秘策ハンター”勉強会】
docs.google.com
(過去にメンバーで共有した秘策ハンターに関する戦術メモ)
参考過去資料ー【ネット公開資料】ラスカルさんのミッドレンジシャーマン座談会
docs.google.com
(過去にメンバー内で手分けして、完成させた資料)
Google Drive
使用頻度は高くないですが、様々なファイルを保存・共有することが可能なGoogle Driveも便利なサービスです。
4月の新拡張導入前にノズドルム祭祀場ではメンバー内で協力して、新メンバー募集のためのプロモーションビデオを作成しました。その際の素材の共有に活用しました。
「Google Drive」の特性として、Drive由来のスプレットシートやドキュメントは容量を圧迫せず、自由にファイルを作成することが出来ます。それ以外のファイルに関しては、容量を圧迫するので、無料で使用する場合は少し注意が必要です。
Google カレンダー
「Googleカレンダー」はアカウントを持っていれば、使用することが出来るサービスです。
「IFTTT」と連携することによって、Discordに日程やカレンダーを自動的にお知らせすることが出来ます。当コミュニティでは、運営者が会議日程や大会日程を共有することに活用しています。大会情報のお知らせは、TwitterとDiscordの連携の方が分かりやすい場合もありますので、使用目的や用途によって使い分けた方がいいと思います。
IFTTTの連携については前回のブログ記事をご覧ください。
【1】IFTTT ➔ New Applet ➔ +this ➔ google calendarを選択
【2】New event added ➔ 追加したいカレンダーを選択
「新しいイベントが追加された時」を選択しているので、選択したgoogleカレンダーに新しいイベントを追加するとWebhooksに反映させる。
新しいイベントを追加する際に、カレンダーの共有設定を「限定公開」にしておくとURLからイベントの詳細を見ることが出来ます。
【3】+thatの設定へ。Webhooksを選択する
URL
DiscordのWebhookのURLを貼り付ける。
Method
「POST」を選択。
Content Type
「application/json」を選択。
Body
Bodyに打ち込む文字➔ { "content" : " {{Title}} : {{EventUrl}}" }
「Add ingredient」で変更出来る。ここでは「イベントのタイトル」と「イベントのURL」。
「start」と「end」を指定すると、イベントの開始時刻や終了時刻をお知らせしてくれる。用途によって使い分けたい。
最後に
コミュニティの性質によって、クラウドサービスの用途は違います。
ノズドルム祭祀場は、カジュアルのコミュニティですが、企画運営を行う機会が多いため、このような運営の仕方をしています。
クラウドサービスはビジネス利用がされていますので、そういったビジネス用の記事をみた方が参考になるかと思います。ただ、コミュニティとしてある程度、しっかりとした運営・運営者の環境作りのために紹介させて頂きました。
今後も自分でツールや利用方法を調べ、運営に幅を出していきます。